暗号資産のマイナー(採掘者)

ビットコインや暗号資産に関する、お役立ち用語をわかりやすくご紹介!

マイナーとはあまり聞きなれない言葉かもしれませんが、言葉としての意味は、暗号資産のマイニングを行っている人、あるいは企業の事を指しています。またマイニングとは、ビットコイン等の暗号資産を取引所や販売所から直接購入するのではなく、暗号資産の取引履歴を記録するためにPCの処理能力を提供することで、その代価として暗号資産を受け取ることです。

マイナーとは具体的にどのような人を指すのか?

暗号資産が世の中に出回ってきたときは、個人のパソコンでマイニングをし、報酬を得ることも可能だったため、マイナー=「個人でマイニングをする人」という見解がありました。しかし、現在は専用のハードウェアである「ASIC」を何千台も集めたファーム(=工場)と呼ばれている組織でないとマイニングで報酬を得ることは難しい状況となっています。そのため、現在ではマイナー=「マイニングを行う企業」という見解が一般的なものとなっています。加えて、暗号資産の主なマイニングファームは数えるほどしかなく、その数少ないファームがマイニング全体のシェアの大部分を占めています。その多くが、電気代等のコストが安い中国に本拠地を置いています。マイニングファームへの総投資額は数千億円にものぼり、巨大な市場となっています。

暗号資産のマイニングについて

暗号資産のマイニングは、過去と現在で状況が大きく変わってきています。数年前、ビットコインが世の中に普及し始めたばかりの時には企業の参入がほとんどなかったため、電気代さえ負担できれば、個人のパソコンでも簡単にマイニングを行うことができました。しかし、現在では資金力のある企業や複数人で協力してマイニングを行うマイニングプールという新たな仕組みが誕生した背景もあり、個人でマイニングするのは非常に難しい状況になっています。加えて「ASIC」 と呼ばれる専用のハードウェアが必要となり、個人が気軽にマイニングを行える環境ではなくなっています。

プロトコルの変更について

マイナーは暗号資産の取引履歴を記録するということ以外にも、大きな役割を担っています。その1つがプロトコルの変更です。

プロトコルとは、暗号資産のシステムを動かすうえでの多種多様なルールのことです。プロトコルの具体的な例としてよく知られているのが、ブロックサイズをどの程度の大きさにするのかというものです。ビットコインについては現在(2018年7月)1MBとなっており、ブロックのサイズを1MB以内にとどめてブロックチェーンが生成されています。
こうしたプロトコルは必要に応じて変更を加えることが出来るのですが、そのためにマイナーからの承認を得る必要があります。

承認を得なければならない理由は、マイナーは暗号資産のネットワークの運営や管理にも携わっており、開発側がマイナーの存在を無視することはできないからです。つまり、マイナーから一定以上の賛成を得ることができればプロトコルを変更することができます。特にビットコインに関しては、獲得しなければならない賛成の割合が非常に高いので、プロトコルを簡単に変更することはできません。ただし、ビットコイン以外の他の暗号資産ではプロトコルを比較的容易に変更できる設定になっているものもあります。一般的にプロトコルが変更しにくいとマイナーはプロトコル変更に惑わされることは少なくなります。逆にプロトコルを変更しやすい場合は、不便な仕様を改善しやすくなる為、利用者にとってメリットになる場合もあります。